霊って何?
幽霊や妖怪、精霊に宇宙人!
きっといるんだと思います。
幼い頃は一人で、田んぼが好きでよく遊びに行く子どもだったので、冬になると寒くて一緒に外で遊んでくれる近所の友達もいなくて大変でした。
淋しい人間だから幻覚や妄想をして、一日を過ごしていたのかもしれませんが、その頃よく見ていたのは妖怪?的なものでした。時々一緒に遊んでくれたので、田んぼで一人占領ごっこ(縄張りを妖怪と決める遊び)をして陣地を妖怪たちと競いあって楽しく過ごしたりしておりました。
もうここまで書いたら十分変な人なので、このままぶっ飛んでゆきたいと思います。
そうやって過ごしている私にしたら、特に怖いものはなかったのですが、四歳くらいの時にあまり面識のないおばさんと自転車に乗って隣町の銀行又は農協に連れていかれたことがあって、待ち合い席にある大人が読む雑誌を見ていたら!怖そうな景色に妖怪たちが潜む怪しい記事がありました。
オバさんに「これ何?」って聞くと「妖怪とお化け」と教えてもらって・・
自転車での帰り道、おばさんにお化けとか見たことがあるか聞かれました。
私にしたら仲間でしたから嬉しそうに答えると「見えることを絶対に人に話しちゃいけない、もう二度とさっきの雑誌の恐ろしいものも見たらダメよ」と真剣に怖そうな顔をして言われました。私も怖くなって、それから怪しいものにはチャンネルを合わさないようにして大人になりました。
けれど、きっと御先祖さまとかは視えていたままだったのでしょうね。
五歳の時に全国の絵画コンクールで子ども部門で銅賞をとった時に、絵のテーマは「家族」でした。
わたし、妹・父・母・祖母と描いた後に、他にたくさん人を描こうとして、警察官のような服の人(当時、子どもだったので軍人さんも警察官も同じような制服)や、和服の人は着物はどうなってるか?母親に聞くのですが、母はちゃんと取り合ってくれません!
私にしてみたら、たくさんの御先祖さまを描きたかったわけですから、たくさん見えているのに期待に添えない、あげくの果てに母から「ウチは、おばあちゃん含めて5人なのに、なんでたくさん人を描くの!」って怒られる始末。
もうゴネまくりましたが、結局5人で出した「家族」の絵だったので、不服で仕方なくて、ずいぶん大人になるまで恨んでいました(笑)
今でこそ、その感覚の違いが分かりますが、十代の頃はまったく理解し合えない親子関係だと思ってました。
そんなことがありながらも、幼い頃の教訓として妖怪や幽霊は見てはいけないものだと思い、普段はチャンネルを閉じるようにして、自分の特異体質を隠して必要な時だけ使うような形で生きてきました。
見えることは"いけない"ことだから、家庭を持った時も、なるべくそう言った話題も無縁の生活をしていましたが、たまに油断すると遭遇してしまうわけです。
ベビーカーを押しながら6月の傘のいらない程度の雨の日、歩道を歩いていると、斜め向こうから車の走る道路を直進して、こちらに向かってくる人がいる!
思わず「危ない」と私は声に出してしまうのですが、そのまま私をすり抜けて、イヤ表現の仕方が違うな?透き通って行った時に、あ!やられた!と思ってしまうんです。
よく考えればセーターを着た人がこの時期にいるわけないのに!又見てしまった。
視える私に、体当たりしてすり抜けてゆく。
まるで、からかわれている感じです。
私にとって幽霊は、そんな感じなのです。
映画やテレビの幽霊やお化け屋敷の方が、とても怖いイメージがあって怖くて目が開けれません。
仕事柄亡くなった人のことを聞かれますが、正直毎回ドキドキしています。
私にとっては知らない人のことですから、まず入ってくる情報を確認します。
例えば情報を下さる存在にもよりますが、自殺の方はメッセージは、ほぼ皆無です。
そんな場合お客さまが困られるのですが、たまに交通事故だとか言って食い下がられる時があります。その時は、どんな運転をしていたか情報をお伝えするのですが、その自殺行為的な運転の模様をお伝えしたために、副業でも霊的な仕事を押し付けられるようになってしまいました。
勿論自殺でありながら病死の方もおられます。
よく亡くなった人は神的存在になられると思われる方がおられますが、ほとんどの方は生前と性格が変わりません。
最近の鑑定の時に常連のお客さまBさんに、亡くなったお母さんのことを聞かれ、この時は亡くなった時の情報を聞かなくても先に情報が降りてきたので話はどんどん進んでしまいましたが。
相談者Bさんの子育てのようすを見て私に、「私の時はそんな風に子育てが出来なかった」と、Bさんの子どもにしてあげてる、こんなことやあんなことを見てそう思ったと私に伝えられ、私もそのまま、あんなことやこんなことをBさんに伝えるわけです。
Bさんのお母さんって、とても素直な人ね?と話すと。
「ウチのお母さん、とても素直な人でした」と。
右のはらわた辺りが、陥没?えぐられているような感じがするんだけど・・あってる?
「え、そんなことも分かるんですね!ウチのお母さんは五回も手術を繰り返し、腸液が外に漏れるような状態だったんで、あってます!」
と、こんな形で何かしらの情報を確認させてもらいながら話をしています。
しかし、このお仕事は私自身、なぜ情報が得られるのか?本当にこの情報は正しいのかを、模索しながらになるので非常に疲れます。
今までで、一番困ったのはCさんの場合でした。亡き父のことを教えて欲しいとのことでしたが、こちらのお父様なんにも話して下さりません!
米に関わる仕事だけど農家ではない。
Cさん「そうです米問屋でしたから」
広大な田んぼの畦道のようなところから、白い軽トラを止め田んぼを眺めてられる姿は見えるのですが、
Cさん「いつも、お父さんそうしてました場所も知ってます」
・・・。本当にごめんなさい、お父様何も話して下さらないので何もお伝え出来ません。(>_<)
Cさん「ウチの父は無口でしたから、先生ありがとう」
と、言った形で鑑定は終りました。
ところがそんな鑑定にもかかわらず、温かいお手紙を頂きました。
手紙の御礼の返信に。占い師としてその様子からお伝えできることは、「お父様はいつもの場所で日本の農業の未来を案じてる。」と、お伝えしました。
震災1年後の東北のお客さまCさんでした。
鑑定の時に見えた景色は、この写真よりずっと広大な平地の田園風景でしたが、Cさんのお父様の後ろ姿から米作りや農業を大切に思う気持ちが伝わり、田畑を目にする度にこの時の情景を思い出します。
仕事を通じて、農業を真剣に取り組んでこられた一人の人間の偉大な後ろ姿に、本当に敬服してしまいました。
いつもどなたさまの件でも思うことですが、私のような者に中継させて頂き心から感謝申し上げます。
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